『成熟社会』って何? 成熟社会の専門家が徹底解説します。

成熟社会を簡単に説明すると・・


簡単にまとめると、人口が減り続けていき、モノやサービスに溢れ誰も困っていない時代を成熟社会と定義しています。
逆に、人口が増え続けていき、モノやサービスが不足しており、不満・不平が多く多くの人が困っている時代を成長社会と定義しています。

成熟社会は、娯楽を含む、モノやサービスが溢れ誰も困っていないため、自由で便利な生活はできますが、逆に自分の幸せや生き方を見つけないと生きづらい世の中とも言えます。

また、企業目線から2つの時代を見ると、人口が増え続けていく成長社会では、商品を作れば勝手に売れるため大量生産が当たり前でしたが、
人口が減り続けてモノやサービスに溢れかえっている成熟社会では、良い商品を作るだけでは売れない時代になってきています。

成長社会から成熟社会へと移り変わったことで、社会環境がひっくり返ってしまったことに気づいている人は多くありません。
あなた個人やあなたの会社がうまくいかない理由は、成長社会から成熟社会へと変化していることに気づいていないから…という可能性が高いです。

成長社会から成熟社会への変化


成長時代と成熟社会では社会環境だけではなく、人の思想や企業のあり方も変化しています。この様々な変化を察知し、それに沿った対応を行うことが重要になります。

例えば、成長社会は戦後焼け野原になり何もなくなったところから不足・不満・不便・不経済・不安が蔓延していたため、それを解消するため冷蔵庫、洗濯機、テレビなどが生まれそういった物を持っていることが幸せである「モノの豊かさ=幸せ」の時代でした。

しかし、現代ではある程度モノが揃い、不便を感じる事はあまりありません。人の幸せも多様化していて「〇〇〇=幸せ」と言えなくなっています。

成熟社会へのビジネスシフトはもう止まらない

総務省が提供しているデータhttps://www.stat.go.jp/data/jinsui/2021np/index.htmlでは、2021年は前年と比較して60万人の人口が減ったと発表されています。

鳥取県の人口が64万人ですので、毎年、鳥取県の人口がそのまま消えているとイメージしてもらうと危機感を覚えてもらえるのではないかと思います。

世界で一番の超高齢化社会となってしまった日本は、これからモデルケースのない、正解の見えない世の中を進んでいくしかないのです。
もう成熟社会へのビジネスシフトは止まりません。

あなたを取り巻く環境はこれからより大きく変化していくことになります。

成熟社会での働き方の変化


近年一番問題視されている議題の一つとして、すぐに人が辞めていくことが挙げられます。
成長社会では人が増えている時代だったので、働く人材に溢れていて就職氷河期と行った言葉も存在しました。

成熟社会では人が減っている時代ですので、働く人材が少なく、どの企業も人材確保で困っています。

そして、成熟社会で実際に起きている現象として、スマートフォンの普及により会社外でのコミュニティに触れやすく、
会社で嫌なことがあればスマートフォン一つで他の企業に入れて欲しいとコミュニティの人間にお願いしたり、
すぐに転職サイトを見て条件が合えば転職してしまうため、人がなかなか定着しません。

企業は成熟社会で人の働き方が変わったことに気づいて、手を打っていかなければいつまで経っても人材確保に困る状態になってしまいます。
成熟社会で人が辞めない会社を作るためのは、働いている人を満足させなければいけません。

詳細はこちらの記事をご参考ください。
もしかして時代のせい?毎月人が辞める会社の共通点について成熟社会の専門家が徹底解説します!

成熟社会で求められる力とは?


もう一度成長社会と成熟社会の違いを見比べてみましょう。

成長社会は不足・不満・不便・不経済・不安が蔓延していたため、みんな欲しいものが一緒でした。つまり、ある程度の幸せのレールが決まっていたのです。
ある程度の幸せとは、冷蔵庫・洗濯機・テレビがあれば幸せ、大学を卒業して就職して結婚して子供を産むのが幸せ、などです。

成熟社会はモノやサービスに溢れかえり、不便を感じる事がほぼありません。さらにIT革命やスマートフォンの普及の影響で誰でも情報を取得できるようになり、人の考えや幸せの形が多様化し、成長社会にはあった幸せのレールの定義は崩壊しました。つまり正解がないのです。

幸せの定義だけに限らず、成熟社会で活躍したり、生き残っていくためには、答えのないところに答えを導き出す力が必要です。
つまり自分で考えて実行する力が一番求められるのです。

何も考えずに働いても経済が右肩上がりに上がっていく時代はとうの昔に終わりました。
これからの成熟社会では考えて実行する力が今よりももっと求められる時代になっていくと断言します。

日本が成熟社会に対応できない一番の問題点とは


「近頃の若者は・・」「これだから若い人間は・・」 こんなフレーズ、聞いたことありませんか?
成長社会を生きてきた年齢が高い方々は、成熟社会に切り替わった現実に気づかず、いつまでも人口が増え続けてきた成長社会の手法がまかり通ると思っているのです。
そのため現代の成熟社会を生きている若い世代の気持ちがわかりません。
自分が成功してきた道だからこそ、これが正しいと思い込んでいる方々が多いのです。

そして何より一番問題なのは、高齢化社会だからこそ、そう思い込んでいる人が日本の過半数を占めているということです。
日本が成熟社会に対応できない一番の問題点とは、成長社会を生きてきた高齢の方々に対して、時代が変わったと気づいてもらいにくいことです。

一番人口が多い世代だからこそ、成熟社会へと対応してもらうための協力が必要不可欠なのです。

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